with a purple passion

宮田俊哉くんに浮かされてる。隙あらば自分語り。90年代懐古しがち。

ブクログ代わりのメモ

他のサービスに登録するの管理が面倒だし、ここに書く。
横着はBBAの始まりだね。


好き好き大好き超愛してる。舞城王太郎

ホットピンクの表紙に特殊な紙で装丁が凝ってる。
本編のフォントと紙の名前が巻末に書いてあるのが珍しいと思う。
タイトルだけ拝借するのも何だし、改めて読んでみた。

愛は祈りだ。僕は祈る。

書き出しだけは覚えてたけど、全編は読まなかった気がする。
たぶん書評か何かで書き出しを知ったのだと思う。

読みにくいのに読みやすい不思議な話だった。
寄生虫の名前がASMA<アズマ>で、今日が7月7日*1なのは読んだタイミングの問題なだけなのに、
つい電波受信して結び付けたくなるけど、頭が狂ってると思われるのでやめとく。
作者はそこのところ意識したのだろうか。
中学校に侵入する刃物男の描写もあったし、現実とリンクさせるのやめろって書かれてるのにリンクさせるのやめたい。
男女一組で戦う物語のパートはSFアニメ的だと思わざるを得なかった。
後に『巨神兵東京に現わる』で言語パートを担当することになるのも納得である。
ぶっ飛んでるけど、タイトル通り愛の話なんだって思った。

覆面作家だけどこの人女性かもしれない。何となくそんな気がした。
そもそも男性と公言してたっけ?


『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介

薄いしすぐ読めるだろうとミーハー心が働いて借りたら怪我した。
ページ数は好き好き~より少ないし、文体だってまともなのに読めない。
介護がテーマだと知ってたら借りなかった。
もったいない根性が出たから読んだけど、まだ自分の経験と向き合えそうにない。



主人公の彼女の描写が容赦ない。
小柄でぽっちゃりとした“中の中”という彼女。

女性ホルモンが多いのか嫉妬深く卑屈。

嫉妬深いねちねちした愚痴がエストロゲンの作用

田嶋陽子先生が読んだらブチ切れない?大丈夫?
私大柄だけど嫉妬深い方だよ。
ついバラエティ番組で語った好みのタイプ*2を思い出してしまったので、
テレビに出るのも考え物だよなと余計な感情を抱いた。

二作に共通するのは、本当のことがわからないということ。
煙に巻かれたというか何というか。
白黒はっきりしたい人にはオススメできないかなと。

個人的に『好き好き大好き超愛してる。』はセカチューを超えた。
騙されたと思って読んでもらえたら嬉しいです。

*1:元少年Aの本名と噂されてるものと誕生日

*2:長身。既婚者とは時間のムダなので会わない主義好き。不倫ダメ絶対。