with a purple passion

宮田俊哉くんに浮かされてる。隙あらば自分語り。90年代懐古しがち。

ドラマ版アキハバラ@DEEP

仲良くしてもらってるブロガーさんに勧められて見てみたアキハバラ@DEEP

風間俊介くんと生田斗真くんが出演してるし、一応ジャニーズドラマと言う括りになるのかな。
あんまりそういう感じがしなかったけど。

原作は池袋ウエストゲートパーク石田衣良、演出はモテキ大根仁。(ジャニヲタ諸姉には演技者シリーズでお馴染みかと)

10年前の作品だから古く感じるかなと先入観を抱いてしまったんだけど、
普遍的なテーマが描いてあるので古さは感じなかった。
小ネタがガンガン出てくるので、リアルタイムで見ていたらもっと面白かっただろうな。

舞台はもちろん秋葉原
生きにくさを感じている青年たちの拠り所に
24時間リアルタイムで悩み相談に答えてくれる“ユイのライフガード”なるチャットがあり、
ここをきっかけに6人の男女が出会い、アキバ系冒険活劇が始まる。

風間くん演じる主人公のページは頭が切れるが吃音があり上手く言葉を発せない。
生田くんが演じるボックスは女性恐怖症に潔癖症で常に手袋を二枚重ねしている。
星野源さん演じるタイコは音のスペシャリストだけど光を見ると突然フリーズする癖がある。
メイドカフェの人気メイドで武道の達人アキラは小阪由佳ちゃん。
天才ハッカーで太陽の光に弱い持病のあるイズムに松嶋初音ちゃん。
コスプレマニアで法律に詳しいダルマを怪演したバナナマン日村さん。

ユイを演じる本上まなみさんの透明感や声のトーンがさすが元祖癒し系という感じで、
これは依存というか神格化してしまうわという説得力があった。
劇中で彼らと顔を合わせることは一度しかないのだけど。

6人と対立するIT会社の社長、中込威を演じた北村一輝氏。
輩にお金を渡してオタク狩りの映像を撮影させる悪趣味を持ちながら
本人もオタクで社長室にはガンダムの大きな模型があったりモナーのマグカップを使ってたりする。
チュッパチャプスをちまちまと舐めてクークックと笑う姿が印象的だった。
*1

「こいつらに出来ることと言ったら消費するくらいのもの」

という台詞が突き刺さってきた。

電車男げんしけん、この時期ってオタク題材ものが流行ってたけど、
ここまでストレートに言われはしなかった気がする。
げんしけんの笹原は編集者になったけど。

話がそれてきた。

小ネタやパロディでは4話の木南晴夏ちゃん演じる自虐少女隊が
テレ東の「GO!GO!HEAVEN!」の自決少女隊のパロディと気付いてニヤリとした。
中込に会った後にホストっぽいな。夜の王って感じだなと評したり。
あとアイキャッチが凝ってて何種類もあった。

あーもうこれ絶対リアルタイムで見ておきたかった。
月・火深夜の変則放送だったのか。無理だわ。

ユイの存在に囚われた7人の行く末はいかに。
レンタル版は6巻でメイキング映像も見られるので是非。

*1:メイキングによると、ケロロ軍曹クルル曹長を役作りのヒントにしたそう